介護士が職場を辞める理由で最も多いのは自身のライフイベントによるものです。女性が多い職種ならではの理由で、結婚や出産、そして子育てといった自分の生活の変化が退職の理由として最も多いようです。
運営していく事業所の理念と自分の持つ介護に対する考え方が違うことが退職の理由になることが多いそうです。効率重視の事業所の考え方と、一人一人じっくり時間を取って介護をしたいと考える介護士の考え方では、職場の理念とかみ合わずに別の職場へ移りたい気持ちも良くわかります。
介護士は収入の面で仕事を選んでいる人は少ないですが、実際に働いてもらえる給料で生活していくと辞めざるを得ないと考える人は多いようです。業務内容の割に給与が低いとされる介護士の辞める理由は収入の面があります。
介護士の職場によっては労働時間がとても長かったり、夜勤で勤めなければならなかったり、休日が取りづらいといった勤務体制があります。現在の働き方に不満があったり、自分の理想とする働き方を求めることが退職する理由の場合があります。
医療業界に多い職場の悩みが人間関係ですが、介護士も同様に人間関係を理由に退職する人は多くいます。
かがんだ体制での仕事など、腰に負担がかかることの多いことから腰痛を理由に辞めることがあります。これは介護士の仕事ならではの理由で、慢性的な腰痛を抱えてしまうことが多いようです。
親が介護が必要な年齢になってくることで、自分の親の介護をする場合があります。実家にいる場合には雇用時間や雇用形態を変更して働き続けられるかもしれませんが、地元へ帰らなければならないなどの理由で退職をすることがあります。
介護士は専門性のある仕事ですが、中には簡単な仕事ばかりを押し付けられたり事務作業ばかりをさせられる職場があります。このような場合、自分のやりたい仕事ができないという理由で退職を考えるようです。
20代や30代前半の介護士が、これから介護士として30年近く働くことを考えた時にもっと条件の良いところで仕事をしたいと感じることがあります。そして将来を考えて退職をしたいと考えることもあるようです。
9位の将来を考えてと近いものがありますが、一つの職場で働き続けることを想像すると他の職場を経験したい気持ちが出てくるようです。そして、現在の職場でのマンネリ化やルーティン化から抜け出したいといった気持ちから、退職を希望する人がいます。
医療業界の市場の特徴には人手不足があります。その特徴からどのような職種も基本的に求職者に有利な市場といえますが、選べるからこそ自分が理想とする職場を明確にしましょう。
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