退職を希望する理由は職場？職種？

動機をはっきりさせる

今やっている仕事に対して退職を考えた時に、職場環境に対して退職をしたい気持ちがあるのか、仕事そのものに対して退職をしたい気持ちがあるのかを考えることが重要です。どちらを変えたいのかをはっきりさせずに辞めたいという理由が曖昧なまま転職をしてしまうと、転職先でも同様のことを繰り返してしまうことにつながってしまいます。どちらが自分の退職に対して強い動機になっているのかを知りましょう。

職場を変えたい

職場を変えるということは、今の職種は変えず、別の職場に転職するということです。その上で、転職をしようか悩む人は大勢いるかと思いますが、転職を考える根拠やきっかけは千差万別です。仕事がつまらない、給料が安い、サービス残業の存在、プライベートが少ない、そして人間関係がつらいといった多くの理由が人それぞれに存在しています。そしてこれらは転職をしたからといって必ずしも改善されることとは限りません。自分の理想はどのような働き方なのかという点を明確にしておかなければ、転職後も同じような不満を抱いてしまうことがあります。

仕事を変えたい

仕事を変えるということは、今行っている業務自体が全く別物になることです。同じ仕事に従事していることは、思考回路が一定になってしまうことにつながってしまいます。しかし、同じ仕事に従事することでその道のプロとなり、最終的にはその仕事でトップマネジメントを行うことができることもあります。このように仕事を変えるメリットデメリットが存在していることはしっかりと認識しましょう。その上で、自分の可能性を考え、自分のチャレンジしたいことに対して覚悟を持てるかが大切です。

どちらを変えたいのか

職場を変えたい理由として人間関係を挙げていても、もしかしたら仕事への意欲がないことから周りとの関係を上手に築けていない可能性があります。実はその奥には仕事に情熱がないという理由が根本的に存在している可能性があります。自分がしている仕事自体が充実していないという理由も、自分が働き始めたことを思い出せばとても充実していた仕事だったかもしれません。現在充実していないと感じる理由には給料が安いなどの面からモチベーションが上がっていないという職場環境が理由になっているかもしれません。
職場を変えたいのか、仕事を変えたいのかはあらゆる角度から考える必要があります。今一度自分が退職したいと考えている理由は職場から来ているのか、仕事から来ているのかを考えてみましょう。